産後は、全治3カ月のけがをした状態と同じとよく言われるほど、お母さんのカラダはダメージを受けています。
にも関わらず、母乳をあげたり夜泣きで寝不足になったり、慣れない育児で想像以上に
疲れることが待ち受けているのが産後の生活です。
自分のことを労わっている暇なんてほぼないですよね、本当にお疲れ様です。
私自身二人の子供を出産していて、それぞれ産後は大変でした。
そんな頑張り続けるお母さんの少しでも助けになればとおすすめの食材をご紹介します。
ゆっくりレシピを見ながら食べたいものをつくる時間は正直ないと思うので
こんな食材使うといいんだな~位に頭の片隅に入れて頂ければ、産後の回復が早まり
より元気な元のカラダに戻るスピードを後押しできると思います。
回復を早める食材
気血(きけつ)を補う、ツナ缶を1日1缶、そして朝に1杯のお味噌汁を飲むことをお勧めします。
出産で大量の血液を外に出した後、母乳も自分の血液を使っているお母さんは
毎日の食事に「気血」を増やす気血ごはんを取り入れるとカラダがぐんと動きやすくなります。
カラダが少しでも楽になると産後のホルモンバランスの乱れによる「私って駄目だ…」
などの気持ちのふさがりも、ゆるみますよ。
育児は、みんな初めてで大変なもの。
昔に比べて、周りに助けてくれる人も少ない現代で「全部きちんとやらないと」「しっかりした母親にならないと」と
気負わなくて大丈夫です。
まずは自分のカラダと気持ちを大切に、できることから一つずつやっていきましょう。
気を補う食材
お米(うるち米)、イモ類(山芋、ながいも、さつまいも、里芋、じゃがいもなど)、アスパラ、かぶ
かぼちゃ、アボカド、きのこ類(しいたけ、干しシイタケ、えのき、しめじ、まいたけ、エリンギなど)
鮭、いわし、かつお、まぐろ、ぶり、あなご、うなぎ、えび、たこ、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、甘酒
味噌、酒かす、ナツメなど
どれか一つをとればいいということではなく、できれば多くの食材を一緒に食べた方がより良いので
おすすめは「具沢山お味噌汁」にしてしまうこと。
忙しい産後にゆっくり台所に立たなくても済んで、栄養もたくさん摂れるので
お豆腐、わかめ、油揚げに加えて、気を補う食材をたくさん入れてみてくださいね。
血を補う食材
植物性の食材
にんじん、ほうれん草、黒豆、黒きくらげ、黒ゴマ、くこのみ、ナツメなど
動物性の食材
レバー、牛肉、かつお、まぐろ、さけ、ぶり、いか、たこ、あさり、しじみ、かき、たまごなど
脾をいたわる食材
穀物(うるち米、とうもろこしなど)、イモ類、にんじん、かぼちゃ、れんこん、きゃべつ、ブロッコリー
オクラ、小松菜、ねぎ、白菜、あじ、いわし、タイ、ぶり、鶏肉、りんご、くり、ナツメ、発酵食品(納豆
みそ、酢、おつけもの、鰹節など)、梅干し
更に消化を助ける
大根おろし、しそ、梅干し、かぶ、トマト、ニンジン、あさつき、柑橘類、とろろなど
おすすめ手抜きレシピ
三平汁
材料(2人分)
鮭水煮缶×1
大根、にんじん、各×5cmをいちょう切り
木綿豆腐×1
粉末だし
お好みで醤油、しおor味噌
作り方
小鍋にお水を入れて大根、にんじんに火を通す
大根が透き通ったら、水煮缶と木綿豆腐、粉末出汁を入れ
最後に醤油と塩で味をととのえて完成
ふわふわたまごやき
材料(2人分)
冷凍とろろ 40g×1
卵×2個
粉末だし
作り方
冷凍とろろは解凍しておく
ボウルにたまごを割りほぐし、とろろと粉末だしを入れて混ぜる
卵焼き機で焼く(巻かなくてもスクランブルエッグでもOK)
山芋は、山ウナギと言われるくらい精がつく食材です。胃腸を養い、気力・体力を
つけカラダを潤してくれます。
産後の弱っている時に限らず、体力のない気血両虚の人にも欠かせない食材です。